BAKUCHIS COLUMNバクチスコラム
2020.12.08【バクチオール通信】バクチオールとレチノールの違いとは?
日頃からエイジングケアを意識している人のなかには、「バクチオール」という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?「第2のレチノール」といわれ、美容業界で注目を集めているバクチオール。では、レチノールとバクチオールはなにが違うのでしょうか?今回はこの二つの違いについて紹介します。今後の化粧品選びの参考にしてください。
※この記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたお手入れのこと
レチノールとは?
レチノールは、ビタミンAの一種です。乾燥によるしわやたるみなど、目元・口元のエイジングサインに働きかけます。また肌を健康な状態に保ち、若々しい印象に導く効果も期待することができます。
その高い保湿力から、乾燥によるしわやたるみの改善にもつながる美容成分なのです。
レチノールの効果や効能
①レチノールはエイジングケアの代表的成分!目元・口元に働きかける
コラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分をサポートし、目元・口元を若々しい印象に導いてくれるのがレチノールです。そもそも肌は、年齢を重ねるとハリを保つ美容成分を生成する力が衰えます。これが原因でしわやたるみになってしまうのです。
レチノールは、コラーゲンやヒアルロン酸の自発生成を促進する線維芽細胞をサポートする働きがあり、目元・口元にあらわれるエイジングサインにアプローチしてくれます。
②肌のバランスを整える!年齢を感じさせない明るい印象に
年齢を重ねるとターンオーバーのリズムが崩れていきます。ターンオーバーが遅れると、古い角質が溜まった状態になり、くすみやシミなどのエイジングサインとしてあらわれます。レチノールは、肌バランスを健康な状態に整えることで年齢を感じさせない明るい印象に導いてくれるのです。
③みずみずしい肌に!保湿力アップで乾燥小じわ・しみをケア
肌が健康な状態になると、水分と油分のバランスも整います。年齢を重ねるにつれ感じるようになる肌の乾燥ですが、肌の水分量がアップすることで、みずみずしくツヤやかな印象になるのです。レチノールは肌の保水力を高める効果があります。
ビタミンAの種類とレチノールの弱点
肌に含まれるビタミンAには以下のような種類があります。
・パルミチン酸レチノール
・酢酸レチノール
・レチノール
・レチナール
・トレチノイン(レチノイン酸)
このうちパルミチン酸レチノールや酢酸レチノールは安定性が高く、肌への刺激が少ないといわれています。一方、レチノールやトレチノインは不安定であり、肌への刺激が強いとされています。
肌から浸透したビタミンAの一部はトレチノインに変換されますが、このトレチノインは米国では、シミ・しわ・にきびの治療薬として認可されており、高いエイジングケア効果が期待されています。トレチノインの肌への作用としては、皮膚表面の古い角質をはがして、新しい角質に変化させることです。皮がはがれる状態を繰り返すので、ピリピリした刺激やかゆみなど肌に異常を感じる人もいます。
レチノールはトレチノインに比べて効果が緩やかになる分、刺激も軽減されることがあります。しかし、成分としては似ているため、敏感肌の人や肌状態が不安定な場合は刺激となってあらわれることもあります。
バクチオールとは?
「第2のレチノール」と称されるバクチオールは、レチノールに比べて皮膚への刺激が少ない成分となっています。バクチオールは、植物の「オランダビュ」や「オトロビウム・プベッセンス」から抽出した植物由来の成分です。これを化粧品に配合することで、目元・口元のエイジングサインにアプローチでき、レチノールに代わる成分として注目されているのです。レチノールに比べて肌への働きかけが緩やかなことから、敏感肌の人でも使いやすく、肌を労わりながらエイジングケアすることができます。
バクチオールの効果や効能
①高いエイジングケア効果!ピンとハリのある肌へ
バクチオールがコラーゲンを生成する細胞にアプローチします。コラーゲンは肌のハリを保つ効果があるため、バクチオールを肌に補うことで、ピンとハリのある肌を目指すことができます。
②ビタミンEが豊富!肌の保湿と補修に効果的
バクチオールは植物から抽出した天然成分で、ビタミンEが多く含まれています。ビタミンEは、肌の保湿と補修に効果的です。年齢を重ねると肌が乾燥して、それが原因で肌の修復機能も衰えます。年齢とともに衰える肌をケアしてくれるのがビタミンEです。
③抗菌作用がある!肌荒れ予防に役立つ
肌荒れは、皮脂汚れや雑菌の繁殖などが原因となり起きてしまいます。しかし、バクチオールには抗菌作用があり、肌を健やかに保つ効果があります。若いころはターンオーバーが活発で肌荒れ知らずだった人も、年齢を重ねるにつれ肌荒れを感じる機会は増えていきます。肌荒れが起きてから対処するのではなく、バクチオール配合の化粧品を使うことで、普段から健康的な肌状態を保つことが大切なのです。
レチノールとバクチオールの違いは?
バクチオールはレチノールに比べて肌への働きかけが緩やかな天然成分です。そのため、肌への刺激が少なく、敏感肌の人や過去に化粧品で肌荒れを起こしたことがある人も使いやすい成分となっています。肌への働きかけが緩やかということは、効果や効能も弱いのではと思う人もいるかもしれませんが、バクチオールを体験した人たちからはエイジングケア効果を実感したという多くの声が寄せられています。年齢を重ねるにつれ増える、目元・口元の肌悩みも、バクチオールを使うことで若々しい肌を目指すことができます。
バクチオールはレチノールとは異なり、他のスキンケア製品との併用が可能です。また、レチノール使用後は紫外線を浴びるのはNGですが、バクチオールは紫外線を浴びても問題ないので日中でも使うことができます。
レチノールは刺激は強いですが即効性のある美容成分です。それに対してバクチオールは積み上げ型の美容成分となります。毎日コツコツ使い続けることで、肌の土台を安定させ、年齢に左右されない肌を作りあげることができます。
自分の肌にあった化粧品選びを
化粧品を選ぶときは、しっかりと成分の特性や自分の肌質を理解して選ぶようにしましょう。年齢を重ねれば重ねるほど、肌は敏感になり、肌の機能も落ちていきます。肌に優しいケアを行い、それぞれの機能が低下しないよう日々のケアが大切です。年齢を重ねても美しい肌でいられるように、今からしっかりとケアをしていきましょう。